鯖さび庵
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演歌は日本の心か?

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演歌は日本人の心だ!

――ということが常套句のようにいわれていますが、果たしてそれは本当でしょうか? 輪島 裕介という人が書いた『創られた「日本の心」神話』(光文社新書)という実に面白い本が出ていますが、ここではそんな疑問を軸に戦前戦後の日本歌謡史が綴られていました。

本書では、かつて流行り唄、流行歌、歌謡曲とよばれてきた日本の商業音楽が、60年代に「艶歌」「演歌」と呼ばれるようになるまでの流れを描き、それが過剰に日本の土着性と関連して意味づけられていく過程をふりかえっています。そこに見られるのは、民謡や俗曲、浪曲など土着的な音楽のほかに、欧米音楽の影響も多分に受けながら「演歌」という音楽が形成されてきた歴史の流れです。決して、「日本古来」からのものだけで成り立っているわけではないのです。

まぁ、よくよく考えてみれば、「演歌」には三味線や尺八などの和楽器の音が入っていることもありますが、あくまでも効果音や装飾音的な使われ方が多く、むしろギターやベース、ドラムなど西洋楽器による伴奏が主体になっているのは少し注意して聞けばわかることではないでしょうか。よく僕が「三味線をやっています」というと、「演歌ですか?」といわれますが、こういうところにも意識的に聴いていない人がいかに多いかがあらわれているでしょう。伝統的な日本の音楽というより、「演歌」は日本の土着性を引きずりながら日本人が吸収した西洋音楽であるといった方が妥当ではないかと思うのです。

長らく「演歌」というものに西洋音楽的な要素を感じていた僕にとって、本書の主なテーマについてはとくに真新しさを感じませんでしたが、でもそれを再検討する作業のなかで、さまざまな曲の性格がより鮮明に説明されているところがとても面白く感じます。この本を読んだ後に昭和の歌謡曲をまとめて聴いてみましたが、新たな視点がくわわったせいか、どの曲もこれまでにないほど生き生きと聴こえてきて新鮮な感覚で味わうことができました。

年末年始のつれづれにご一読いかがですか?
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【2010/12/20 21:33】 | くろさわの呟き | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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「鯖さび」たぁ何でぇ?

sabasabi

Author:sabasabi
■プロフィール
三味線奏者・黒澤真を中心に結成された元祖「お囃子系ダンスバンド」。三味線、ちんどん、エレキギター等が奏でるめくるめくごった煮ワールド!! ワサビがピリッ効いたシメ鯖をイメージして、屋号は「鯖さび(sabasabi)」。さらにフランス語「サ・ヴァ、サ・ヴィアン」もかけて、さまざまなジャンルを“行ったり来たり”するハチャメチャに楽しいミクスチャー音楽を目指します!

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